補聴器の認知症予防への役割

日に日に寒さ深まるこの季節、風邪などには予防対策で十分気をつけたいものですね。

さて予防というキーワードから、ある記事を紹介したいと思います。フランスの研究機関が調査した高齢者の難聴と認知症に関する内容です。

今回の研究では、65歳以上の3670人を対象に、1989年より25年間追跡調査し、耳の聞こえ具合と認知機能との関係を検証。さらに、難聴の高齢者が 補聴器を使用することで、認知機能に差が出るか否かについても調査をおこなった。検証にはミニメンタルステート検査(MMSE)を用いて測定。

調査開始時は、自己申告で耳が聞こえにくいという人137人、中程度の難聴の人1139人、2394人は聴力の低下は見られなかった。

追跡調査の結果、自己申告で難聴であるとした人は、MMSEの値が大きく減少し、難聴で補聴器を使用している人との間で差が見られた。しかし難聴で補聴器を使用している人は、難聴ではない人との間で、認知機能の低下に差は見られなかった。

つまり、耳の聞こえにくい人は認知機能が大きく低下する傾向があったが、補聴器を使用している場合は、難聴ではない人とあまり差異をみとめられなかったということである。補聴器の使用と認知機能低下を予防することに関連性があるかどうかは、今後さらに研究が必要のようだ。

引用元:認知症ネット  https://info.ninchisho.net/archives/6388

認知症の予防には会話・コミュニケーションが欠かせない

専門用語なども出てくるので読むのが少々大変でしたが、上記は難聴と認知症進行の関係性を研究している記事です。

われわれはやはり相手とのコミュニケーションが大切であり 大きくは会話がその役割を担っています。聞こえにくくなってしまうと どうしても会話そのものが億劫になってしまい、そのことが認知症の進行につながってしまうのでは、という難聴と認知症の関連性を今もさまざまな機関が研究しています。

もし難聴が原因で会話が億劫になってしまうとしたら、補聴器を使用することで難聴のみならず認知症の予防対策として是非我々もお役にたちたい。

相手とのコミュニケーションがとれるようになり、認知症の予防から健康にいつまでもハツラツとした生活をお送りいただきたい。

そしてそのお手伝いを補聴器を通じて我々も担っていきたい。

そう思わせてくれる記事でありました。

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