中古補聴器の購入をおすすめしない4つの理由

昨今、インターネットオークションやフリマ等で中古補聴器の販売が増えています。

しかし、中古補聴器がネットで安く・簡単に買えるようになったからと言って、安易に購入していいのか不安はありませんか?

 

結論から言うと、安いからと言ってインターネットオークションやフリマ等で中古補聴器を買うと、トラブルになるケースが多く、おすすめできません。

 

この記事では、中古補聴器がおすすめできない4つの理由についてご紹介します。

もし中古補聴器の購入を検討しているのであれば、この記事を読んで、正規ルートでの補聴器購入をご検討ください。

 

 

理由① 違法販売の可能性がある

補聴器は厚生労働省の承認を得た管理医療機器です。管理医療機器販売業及び賃貸業の登録許可を受けていないものが補聴器を販売することは法律で禁じられています。

また上述の業許可を受けていても、管理医療機器の中古販売については特別な義務などが定められております。

インターネットオークション、フリマ等で売買される中古補聴器はほとんどこの点においてクリアされていないことが多くなっております。

 

理由② 聴力に合わないことがある

補聴器は販売時にご購入者様の聴力に合わせて器種の選定や調整がなされております。

仮に中古で補聴器を入手されても、他人の聴力で調整された補聴器を使用するのは危険です。

またその補聴器が、調整可能な器種であっても入手された方の聴力の調整範囲にあっていなければ、使用は不可能であることが考えられます。

 

理由③ 故障している、またはすぐに故障する可能性がある

中古品ですので既に故障していたり、すぐに故障する可能性も考えられます。

見た目に異常がなくても、補聴器は耳に装着して使用するものですので、耳だれ・汗などが内部に浸透している可能性があります。

 

理由④ 衛生面の問題

補聴器は耳に装着して使用するものですので、耳の病気など感染の可能性から衛生面においても問題があります。

 

まとめ

実際、インターネットオークション等での購入において販売側(出品者)と購入側(落札者)の間で、さらにオークション等で購入した補聴器を別の補聴器販売店などに持ち込んだ際に上記のような理由からトラブルになるケースが多いようです。

以上のような理由から、弊社におきましてはインターネットオークション等での補聴器の売買をおすすめいたしません。

 

加えて、同様の経緯で入手された弊社製品のサポートなどにつきましてはお断りする場合があります。

ご留意いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

関連リンク

医薬品医療機器等法 管理医療機器の販売業及び貸与業の届出 第39条の3

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000145

医療機器の販売業及び修理業の取扱いに関する質疑応答集(Q&A)について

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc3343&dataType=1&pageNo=1

 

以上