補聴器は両耳つけた方がいいの?
補聴器を購入する際によく受ける質問の一つで「補聴器は両耳つけた方がいいの?」とのお話をいただくことがあります。
人間の耳が左右一組であるのと同じように補聴器も両耳装用が効果的です。
補聴器を両耳装用するメリット
補聴器を両耳装用した際のメリットや期待できる効果は以下のとおりです。
①方向感がつかみやすくなる
補聴器を両耳に装用すると、音の方向感がとらえやすくなります。例えば、後ろから車がきたときに左からきているのか、右からきているのか、どちら側からきているのかをとらえやすくなります。
②騒音下でも聞きやすくなる
最近の補聴器は、左右の補聴器が互いに通信しあい雑音抑制(雑音を抑える機能)等の機能がより効果を発揮します。そのため、騒音下において補聴器を両耳装用した方が聞き取りやすさが向上しやすいです。
③言葉の判別がしやすくなる
②と同じになりますが、左右の補聴器が互いに通信しあい指向性機能(会話に焦点をあてる機能)がより効果を発揮するため、言葉の判別を助けてくれます。
④疲れにくくなる
補聴器を両耳装用した方が、片耳のみに比べ、補聴器の音量を抑えられるため、疲れにくくなります。
補聴器は両耳装用時に発揮される機能を搭載
最近の補聴器は、左右一組の使用で最も効果が発揮されるように、両耳の補聴器が互いに通信を行いながら聞こえを快適にするため、様々な機能が搭載されています。
両耳装用時の代表的な機能
両耳装用時に発揮する代表的な機能を紹介します。※器種によって搭載されている機能は異なります。
・フォーカス360 前、後ろ、左右と1番強い音声の方向にマイクの焦点を合わせます。
・コピー機能付きウィンドノイズキャンセラー 風雑音の弱い側の音声を風雑音が強い側の補聴器へコピーすることで音声の補正をし、風雑音の中でも会話の聞き取りを良くします。
・ビーム指向性 指向性の幅(ビーム幅)を絞り込む機能。
・クロスフォン 電話を受けた側の受話器からの音声を、反対側の補聴器へ通信され、両耳から通話音が聞こえる機能。
補聴器を両耳装用したときの満足度
実際に、補聴器を両耳使用している方と片耳装用している方、それぞれの聞き取りの状況下ごとの満足度が、Japan Track2018という難聴・補聴器に関する国内の大規模調査レポートによって示されています。
“Source: Anovum – JapanTrak 2018”
家庭での家族との会話や職場でのコミュニケーションなど多くの場面で、補聴器を両耳装用している方のほうが高い満足度であったという結果がでています。
弊社東京サービスショップは、長年の経験に基づいたメーカー直営ならではの技術と徹底したアフターサービスで、安心・納得の補聴器ご使用をサポートいたします。また、公益財団法人テクノエイド協会が、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格である「認定補聴器技能者」も在籍しております。
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コルチトーン補聴器東京サービスショップ (認定補聴器技能者在籍、障害者総合支援法 福祉補聴器取扱店)
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